番組の最初は、2020年3月に引退した鮮魚列車(行商専用列車)の話題をさせていただきました。

以前にフリーアナウンサーの久野知美さん(ポリプロ)が実際に、伊勢方面から運転をしていた鮮魚列車を大阪上本町駅で取材され、そして高安に回送運転する車両に乗っていただき、私と一緒にレポートされました。

その音源を6月1日の放送で流していただきました。詳しくはNHKさんホームページ読むらじる「時刻表にない幻の電車!? 近鉄・鮮魚列車に乗車!!」 をご覧ください。https://www.nhk.or.jp/radio/magazine/detail/tetsutabi20200601.html

鮮魚列車

近畿日本鉄道では、三重県の漁港へ早朝に揚がった海の幸を奈良や大阪へ運ぶ行商人のために、宇治山田→上本 町に鮮魚専用列車(以下、鮮魚列車)を運転しています。この列車は、日曜・祝日を除く毎朝宇治山田駅を出発し主要駅(伊勢市・松阪・伊勢中川・榊原温泉口・ 伊賀神戸・桔梗が丘・名張・榛原・桜井・大和八木・大和高田・鶴橋)に停車して、上本町に到着します。なお、下りは上本町→松阪間で、上り下りとほぼ登場当時のダイヤで今も走り続けていました。

おいたち

この鮮魚列車は「伊勢志摩魚行商組合連合会」の貸切車両として昭和38年9月21日から運行を開始したものです。その当時は荷物電車の車両を使用したり、1400系、2200系などの一般営業車両を使用していましたが、「鮮魚列車」としてモワ10形(旧1400形)・クワ50形(旧1500形)・モ600形(旧1420形・旧特急用2250形)・ク500形(旧3120形・旧奈良電1320形)を改造したのが鮮魚列車のはじまりです。

私の乗務員時代は鮮魚列車運転をしていません。奈良線などを担当していましたが、朝のラッシュ時に布施-鶴橋間を並走した記憶があり、同じ会社ながら驚きました。



そして番組後半では、 「日本全国27000kmをつなごう!」コーナーがあり鉄道会社の新型コロナ感染拡大防止対策や今後についてお話をさせていただきました。

近畿日本鉄道の「今」は? (感染防止対策、運転状況…)

詳しくはNHKさんホームページ読むらじる https://www.nhk.or.jp/radio/magazine/detail/tetsutabi20200601_02.html

放送日の6月1日は近畿日本鉄道の創立記念日でした。

その話もいたしました。 昭和19(1944)年6月、関西急行鉄道と南海鉄道との合併により設立された。これは、両社の経営戦略に基づくものではなく、戦時期の交通統制が進むなかで成立した合併であった。発足時の営業キロは639.3km、日本の私鉄では最大の規模であった。しかし、このころから資材調達難と労働力不足が深刻になり、当社でも、路線や駅の営業休止、運転速度の低下、列車本数の削減などを行い、資材・労働力の節約に努めつつ運輸営業を継続した。

今回の写真提供:三嶋 伸一さん、杉本 眞佐弘さん、中村 保之さん