2025年8月8日(金)、宮城県美里町にて開催された 第14回 一般社団法人全国高校生地方鉄道交流会 に、特別講師として参加し、講義をさせていただきました。(本研究会は8月8日(金)から10日(日)までの3日間にわたり開催されました。)

私からは、鉄道が単なる移動手段にとどまらず、地域の文化・観光・産業をつなぐ重要な役割を担ってきた歴史、そして私自身が近鉄の現場や広報の最前線で経験してきた実例を交えながら、地方鉄道の魅力と可能性についてお話ししました。とりわけ「鉄道は地域の人々の生活を支え、未来を創るインフラである」という視点を強調し、鉄道と地域がともに発展するために必要な工夫や挑戦について触れました。

小牛田駅

一方で、中高校生の皆さんからは「自分たちの町をどう発信するか」「鉄道と地域を結びつける新しいアイデア」など、若さと柔軟な発想にあふれた意見が数多く発表されました。地元・美里町の良さを鉄道を通じてどう広めていくかという真剣な姿勢には、大きな可能性と未来への希望を感じました。

特に、将来の地方鉄道を担う存在として、学生の皆さんが真剣に地域と鉄道の関係を考える姿は大変印象的であり、私自身も深い感銘を受けました。彼らの取り組みが次代の地域づくりの原動力となることを確信するとともに、次回の開催においてどのような新たな視点や提案が飛び出すのか、今から楽しみにしております。


🌿宮城県美里町のご紹介

宮城県美里町(みさとまち)は、県の北部に位置する自然豊かなまちです。
肥沃な大地と穏やかな気候に恵まれ、米どころとして知られるとともに、四季折々の田園風景が広がります。

町内には歴史ある寺社や文化財も多く、地域に根ざした祭りや行事が今も大切に受け継がれています。また、町を流れる鳴瀬川は人々の暮らしを支え、美しい景観をつくり出しています。

鉄道ではJR東北本線・小牛田駅を中心に、交通の要衝としても発展してきました。交流会の開催地としても、地域と鉄道、そして未来の世代をつなぐ象徴的な場所といえます。

心温かな人々と、豊かな自然・歴史が息づく美里町。ぜひ一度、足を運んでみてください。

一般社団法人全国高校生地方鉄道交流会

一般社団法人全国高校生地方鉄道交流会は、全国の高校生が主体となって地方鉄道の魅力や役割を学び、地域社会とのつながりを深めることを目的に活動しています。

少子化や人口減少により厳しい状況に置かれる地方鉄道ですが、その存在は地域の暮らしを支え、観光振興や文化発信にも大きく寄与しています。本団体は、そうした鉄道の価値を若い世代が理解し、自らの視点で未来への提案を行うことを大切にしています。

具体的には、各地での研究発表や意見交換、鉄道事業者・自治体・有識者との交流、現地視察などを実施し、高校生が主体的に地方鉄道の課題と可能性を探る活動を行っています。さらに、全国大会をはじめとするイベントを通じて、地域や世代を超えたネットワークを構築し、地方鉄道の持続可能な未来に向けたアイデアを育んでいます。

次世代の担い手である高校生たちが中心となり、鉄道と地域を未来へつなぐプラットフォーム――それが「全国高校生地方鉄道交流会」です。