第一回目

9月21日(祝)今日は好天の中、大仏鉄道廃線跡を歩きました。
新型コロナウイルス対策をし、限られた人数での散策でしたが、参加者の皆様は楽しく鉄道歴史と秋の訪れを満喫されていました。







今回の「有志でめぐる廃線跡シリーズ【大仏鉄道Aコース】」は、新型コロナウイルスの関係で延期や中止も検討しましたが、コロナウイルスも少し落ち着きつつあり、そして屋外での開催であり人との間隔も十二分に保ちました。また参加者も少人数に限定いたしました。


なお同コースと同じ場所を10月25日と11月29日の両日開催予定です。参加者の皆様よろしくお願いいたします。

※10月25日(満員) ・11月29日募集前

コース: (JR加茂駅→赤レンガランプ小屋→8620型蒸気機関車の動輪→跨線橋支柱→蒸気機関車C57→観音寺橋台→鹿背山橋台→梶ケ谷隧道→赤橋橋台→大仏鉄道公園)

さて、私たち幹事は受付準備をするため午前10時前にはJR加茂駅に到着しましたが、既に参加される方もお待ちになっていました。

新竹商店「もー太郎寿司や伊勢茶」も予定通り到着(駒ちゃんありがとう!)

また今回ご案内をしていただく大仏鉄道研究会の担当者も合流し、開始の挨拶を

ソーシャルディスタンスを保つため2チーム(1チーム10人前後)に分かれるなどの配慮も…。

もちろん全員マスク・体温・消毒なども各自でご協力いただきました。

最初の見学は木津川市観光協会前にあります「赤レンガランプ小屋」

明治30年(1897)10月に完成した建物です。機関車のライトや客室の照明用に使用されていたランプなどを保管されていました。建物はオランダ積みの赤レンガ造りで切妻屋根の倉庫。(通常は見学不可)

続いては加茂駅の反対側にあります東口広場の「SL動輪」

大正3年生まれの蒸気機関車の動輪が展示されています。
8620スポーク型の動輪で、直径160㎝・重量3tのもあります。

鉄道記念碑も設置されています。

その同じ広場に「旧加茂駅跨線橋支柱」があります。

この支柱は明治32年(1899)頃着工。支柱下部には 尾張 熱田 鐵道車輌製造所 製造 と刻まれています。



関西本線加茂駅から線路沿いに南へ進んだところに加茂小学校そばに「国鉄蒸気機関車 C57 56」あります。

このC57 56は関西本線や紀勢本線にも所属し、皇太子殿下ご夫妻伊勢神宮・橿原神宮ご参拝(ご成婚奉告の儀)お召し列車牽引などにも活躍されました。





SL場所からはしばらく遺構などはありませんが田園風景などを楽しみながら歩きました。途中の里道に咲く花なども案内人より説明があります。

いつの間には観音寺橋台(きょうだい)に到着 (C57蒸気機関車より約2キロ)

大仏鉄道の急な高低差を緩和するために作られた石造りの観音寺橋台と併走して現在もJR関西本線(大和路線)走っています。9月21日は大阪方面の221系も走りました。この関西本線は大仏線の工事とほぼ同時期に木津(片町方面)へと結ぶ線路が並行して進められていました。






少し上ると「観音寺小橋台」があります。こちらは立ち入り禁止のためフェンスがあります。

そして里山の美しい風景を見ながら約1キロを歩くと「鹿背山橋台」があります。

鹿背山(かせやま)橋台


最上部に枕石を2つ備え、遺構は花崗岩を積み上げています。

下部の水路の湿気を受けて艶やかに光る鉄道遺産は愛好家にはたまらない人気の橋台です。



農道を進むと大仏鉄道の築堤が目に飛び込みます。盛り土があり120年前にこの個所を蒸気機関車が走っていたことを想像するだけでも感動します。

その築堤下には「梶ケ谷隧道」があります。

代表的遺構の一つで築堤を造る際にその下に農道や水路を通すために設置された隧道です。
高さは最大2m以上で幅も農機が通れるほどの大きさです。壁は煉瓦、側壁は御影石と豪華な作りです。アーチ部分の煉瓦は長手積み坑門はイギリス積みで当時の技術の高さが良く分かります。保存状態は極めて良いです。







毎月第一・三の月曜日はレギュラーで東京レインボータウンFMを担当し、現場からの生放送



その隣直ぐにも「赤橋」

御影石と煉瓦を組み合わせて造られています。長短の赤煉瓦を交互に積むイギリス式です。大仏鉄道の遺構の中でも最も代表的なものです。過去には車が通っていましたが現在は通れなくなっています。





今回のAコースは城山台公園(大仏鉄道公園)がゴール!こちらでお弁当を食べました。





なおこちらで紹介していないサプライズ的な古いものもあります。次の参加者皆様にも楽しんでいただくためネタバレはいたしません。